3番目の高度合成数。-年下のキミと-
 数秒間、おじさんも私も黙ったまま目を合わせていた。おじさんの真剣なその顔は怒っているようにも見えた。


 おばさんがキッチンで支度している音だけが響いている。



 急に家に来て、すごく失礼なことを言ってるかも知れない。




 後悔に押し潰されそうになりながらも、両手に力を入れて待っていると、ふぅ、とおじさんがテーブルに視線を落とした。



「大志もいつまでも子どもなだけじゃないってことか……」


 そう言いながら、ポリポリと頭をかく。


「まぁ、聞いてみるか。実句ちゃんにそんな怖い顔で睨まれちゃ堪らないからな」

「えっ!!」

 睨んでました!? 慌てて手で顔を覆うと、おじさんが可笑しそうに笑った。


 ホッとした私もつられて笑う。

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