3番目の高度合成数。-年下のキミと-
 何か言いたそうだけど、口を閉じたまま目を細めている。きっと、私の声に耳を傾けてくれてる。


 私は言葉が止まらずに続ける。



「私にはもちろん、大志くんがどこに行くべきだとか、そんな無責任なことは言えません。

だけど、大志くんの選択肢の中から、可能性を減らして欲しくないんです。

こうやって私の話を聞いてくれてるように、少し、耳を傾けてあげて欲しいんです」




 おじさんは真っ直ぐに私を見ている。



 私も逸らさず、おじさんの目を見据えて告げた。





「大志くんを、信じてあげて欲しいんです」



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