3番目の高度合成数。-年下のキミと-
「ん……、十三ヶ月かな」

 私が答えると、リナは苦いものを食べたような顔をした。


「よくやってられるね~」

「……」

 あたし無理無理、なんて言いながらパンストを脱いでいるリナの背中に向かって、私はベッと舌を出した。


 私だって好きで遠恋してるんじゃない。

 だって、今更、変えようがないじゃない?



 今日は久々にリナを誘ってお茶しようと思ってたけど、この会話が続きそうなので止めておこう……。



 変わりに、私は一人で立ち寄るいつものお店を頭に描いた。
< 4 / 333 >

この作品をシェア

pagetop