貴方は無能
昼食も終わりに近づいてきた
残るはデザートだけになった
シェフ吉田が台車を引いてはいってきた
「昼食のラストメニュー『ティラミス』でございます』
昼食のデザートはティラミスのようだ
ティラミスの甘い匂いが鼻を刺激し
皆いっせいに食べはじめる
デザートは別腹とはこのことだろう
「ティラミスおいしー
吉田おじちゃん、すごーい」
絢が赤い髪を揺らしながら満面の笑みでいう
「お、じゃあ、俺のも食べるか」
これは魅黒である
「そうだったね、お兄ちゃんは甘いものが苦手だったね」
優が残念そうに言う
「そういうことだ、だから絢、お兄ちゃんのも食べていいぞ」
「わーい、ミクロお兄ちゃんありがとう」そう言って絢は2つ目を食べている
これで昼食は終わりのようだ