貴方は無能

昼食も終わりに近づいてきた
残るはデザートだけになった

シェフ吉田が台車を引いてはいってきた

「昼食のラストメニュー『ティラミス』でございます』
昼食のデザートはティラミスのようだ

ティラミスの甘い匂いが鼻を刺激し
皆いっせいに食べはじめる
デザートは別腹とはこのことだろう

「ティラミスおいしー
吉田おじちゃん、すごーい」
絢が赤い髪を揺らしながら満面の笑みでいう

「お、じゃあ、俺のも食べるか」
これは魅黒である
「そうだったね、お兄ちゃんは甘いものが苦手だったね」
優が残念そうに言う
「そういうことだ、だから絢、お兄ちゃんのも食べていいぞ」
「わーい、ミクロお兄ちゃんありがとう」そう言って絢は2つ目を食べている

これで昼食は終わりのようだ
< 10 / 15 >

この作品をシェア

pagetop