先生のお望みのまま


帰り支度を済ますと委員長に謝って今日の準備をパスさせてもらい、帰ることにした。




頭の中で考えていたって結論はでないことは分かっているのに、考えることが止められない。





……ゴクセンのバカ。



八つ当たりの言葉が口から溢れそうになる。
とぼとぼ帰りがてら、雑用に頼まれた小物を買いに100円ショップに立ち寄る。
鬼委員長は決してサボりを見逃してくれないのだ。
最近調子悪そうだしね。とやけに優しい言葉をかけられたと思った。
どうせ帰り道なら寄れるだろうと長いリストを手渡された時には、開いた口が塞がらなかった。ついでに、何があったかしらないけどため息ばかりついて戦力にならないなら、買い出ししてくれた方が効率がいいとまで言われたら、いっそすがすがしい。




きっぱりとした委員長の言葉に苦笑しながら、紙ナプキンや薄ゴム手袋などの備品を山ほど抱えてよたよたと帰る。領収書も忘れずに。



明日からは文化祭。
ちょうどいい。一日ゴクセンの視線を気にせずお祭り騒ぎで気分転換して、心機一転するんだ。


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