俺はお前が好きなんだ!!




私は、さっそく秀に謝りに行った。

秀は、バスケ部なんだ。

丁度、教室で帰る準備をしている所だった。

「お~い!秀~!」

そう言って、私は秀に手を振る。

秀は、私に気付いて手を振り替えしてくれた。

「奈緒!!」

いつもはクールだけど、たまに見せてくれる笑顔が可愛い!

「ちょっと待ってて!すぐそっちに行くから!」

秀は、そう言った通り、すぐにこっちに来たし。

なんか犬みたい。

さっそく、私は本題に入った。

「ねぇ。西村のことなんだけど・・・」

西村の名前が出た瞬間、秀は顔を歪ませた。

「・・・西村が・・・どうしたの・・・?」

どうしよ・・・。

怒ってるのかな・・・?

「なんか、ごめんね;;あんまり係わらないようにしてるんだけど・・・」

「え・・・、奈緒って、あいつのこと好きなんじゃないの・・・?」

いきなり、秀は驚いたように言った。

・・・って、はぁ・・・!!??

「ありえないしッ!!あんな奴大ッ嫌いだよッ!!!!」

この言葉を言うのに、かなり気持ちをこめた。

だって、あいつのことが好きだとか、気持ち悪いし。

反吐が出る!!!

「え?そうなんだ・・・」

秀はそれだけ呟いた。

それからの秀は、ニコニコしっぱなし。

鼻歌でも歌いそうな勢いだよ・・・・。

なんで、こんなに機嫌がよくなったんだろう・・・?









< 6 / 21 >

この作品をシェア

pagetop