俺はお前が好きなんだ!!
私は、さっそく秀に謝りに行った。
秀は、バスケ部なんだ。
丁度、教室で帰る準備をしている所だった。
「お~い!秀~!」
そう言って、私は秀に手を振る。
秀は、私に気付いて手を振り替えしてくれた。
「奈緒!!」
いつもはクールだけど、たまに見せてくれる笑顔が可愛い!
「ちょっと待ってて!すぐそっちに行くから!」
秀は、そう言った通り、すぐにこっちに来たし。
なんか犬みたい。
さっそく、私は本題に入った。
「ねぇ。西村のことなんだけど・・・」
西村の名前が出た瞬間、秀は顔を歪ませた。
「・・・西村が・・・どうしたの・・・?」
どうしよ・・・。
怒ってるのかな・・・?
「なんか、ごめんね;;あんまり係わらないようにしてるんだけど・・・」
「え・・・、奈緒って、あいつのこと好きなんじゃないの・・・?」
いきなり、秀は驚いたように言った。
・・・って、はぁ・・・!!??
「ありえないしッ!!あんな奴大ッ嫌いだよッ!!!!」
この言葉を言うのに、かなり気持ちをこめた。
だって、あいつのことが好きだとか、気持ち悪いし。
反吐が出る!!!
「え?そうなんだ・・・」
秀はそれだけ呟いた。
それからの秀は、ニコニコしっぱなし。
鼻歌でも歌いそうな勢いだよ・・・・。
なんで、こんなに機嫌がよくなったんだろう・・・?