愛羅武勇
予想どうり、驚いてた。

知ってるみたいだな、顔が赤くなってる。

何であの翔くんが!?みたいな顔。

でも、同じ東京にいるわけだから、

会う可能性は高いだろ。

馬鹿だな、こいつ。

「お前、馬鹿?」

咄嗟に口に出してしまった。

「一応?そうなのかも…。」

可愛いな、こいつ。


「ははっ!自分で馬鹿、って言っちゃうんだ。ていうか鼻血でてるよ?」

こいつの鼻から綺麗な紅い血が流れていた。


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