ベタな展開でホラー(短編集)
それから次の日も次の日も、彼らのボートがどこかに漂着することはなかった。







ボートに積んだわずかな水と食料が、彼らの命をつないでいたが、照りつける太陽の光が彼らの体力をどんどん奪っていった。








彼らが漂流して3日目。








すっかり衰弱した彼らの目に驚きの光景が飛び込んだ。








遠くに陸地が見えたのだ。







「お、おい。Bよ、起きろ。陸が・・・陸が見えるぞ!!」






AはBの体をゆすった。







「ああ、そんなに揺すらなくても見えるよ。ああ・・・俺達助かったんだ」







二人は歓喜の声をあげて抱き合った。






二人はなけなしの力を出して、オールを漕いだ。






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