時には、こんな始まり方も【sideマサ】

!!!


やばい?!

からかい過ぎた?


「雫、ごめん。冗談だって。そんな、カチンコチンに固まって緊張してるのに、俺、手ェ出したりしないから……」


慌てて弁解をした。



「…え?でも…」


俺の顔を見上げる雫は、緊張の余りか(?)うっすら涙を溜めていた。

その表情を見たら、意地悪をしてしまった事に罪悪感を覚える。


と同時に胸が締め付けられて、愛おしさが込み上げてくる。





だからだろう。






咄嗟に雫を抱きしめていた。



< 7 / 18 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop