ヴァンパイア




薫はクスっと笑った。



「おはようのキスだよ」
「……そんな趣味だったの?」



薫は目を丸くした



「覚えてない?小さい頃優美はやってくれたよ」



えっ………



「正確には、生気をあげてたんだけど」



あ、そういう事……



「あ、優美………どうぞ」


私は薫の首に噛み付いた。
早く、飲みたい。
そう思ってた。



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