離さないでよ。



チュンチュン


朝が来た



手を繋いだまま寝た二人は寝相が悪いのかいつのまか離れて寝ていた


かんなははるくんに
寄り添っていて

アキはテントの壁
ギリギリに寝ている






「んー…」


先に起きたのは
かんなだった


まだ視界がぼやけている



ぼやけた視界に映ったのは
壁ギリギリに寝ているアキの姿だった




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