未来の旦那様を選びましょ?
「………。」
ちびは大きい目を開いて、
驚いた顔を見せた。
「…なんもわかんねぇだろ、俺のこと」
俺がどういう気持ちで、あの足だし女子軍団と話してんのか、
ちびにはわかんねぇだろ?
「…わかんないけどっ「だったら、…本当の俺を知ってから、好きか嫌いか決めろよ」
顔を近づけ、レンズの向こう側にある
大きな瞳をまっすぐ見て、そう言った。
「俺、お前に好かれるように、
がんばるから」
そう言って、
握ってたカギをちびの手に入れ、生徒会室から出た。
…会長、
覚悟しとけ。
【‥流騎side・End‥】