未来の旦那様を選びましょ?
―――――――………
――――――………
「…なんだ、今の…」
なんだ、あのしゃべり方。
いつもと違うじゃんか。
「…何が、好かれるようにがんばるから、だ…」
ていうか、
……なんでこんなに、ドキドキしてんだあたし…。
「……ありえない」
混乱している頭をブンブンふり、
早足で生徒会室から出た。
「冗談きついぜちきしょう…」
ぶつぶつ言いながら
普段はけして走らない廊下を走った。
――でも、これは、
嵐の前触れでしかなかったのだ…。