舞姫〜貧乏バレリーナのシンデレラストーリー〜
「ここ?」


「はい、ここです…」


バレエショップは、本当に目と鼻の先にあった。


近くまで来ていたのに…


「あの、ありがとうございます」


「いいえ。どういたしまして」


外からショーウィンドウを覗く。


新しいトウシューズがディスプレイされていて、その値段を見てため息をついた。


バイトを辞めた身にはキツイ出費だ。


レッスン用のバレエシューズだって、すぐにぼろぼろになるため、2か月に1回は交換している。



それもバカにならない出費だ。


< 37 / 217 >

この作品をシェア

pagetop