4人の嵐


「竜さんです!」


前半は永樹さんがナンバーワンだったけど、後半竜さんが伸びて、結果1日目のトップは竜さんだった。


『俺2位か。なんでもいいけど』

私が持つ紙を奪い取った永樹さん。

『一と真人が同率かぁ。
なんか、らしいね』


永樹さんの言う通り、3位は一さんと真人さんで。

『途中からなのに負ける俺達って一体………』


クラスの男子のプライドはズタボロで。


「一応数字にしただけで、関係ないし…。っね?」

あまりにも不憫すぎる…!

『でもよぉ……』

「明日頑張ればいいじゃんっっ!」

学祭は2日間の渡って行われるので、明日もある。

『……じゃあ、1位になったらなんかご褒美とかは!?』


「へ…?」


『ご褒美?』


クラスの男子の発案に、反応したのは、私と、


『ご褒美って何?』



永樹さん。


「……っ!永樹さん…?えっと…私が思うに永樹さんの想像してるご褒美じゃない気が………」


"埋め合わせ"がアレなんだ。
きっとご褒美だって………


『俺頑張っちゃおうかな』


永樹さんの雰囲気に、私の予想は確信に変わるばかりだった。



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