恋ノ音色 ~聴コエヌ音~
悠は死んだ。
悠は居なくなった。
ユウハシンダ。
ユウハイナクナッタ。

ずっと一緒にいると言った悠。
絶対に帰ってくると言った悠。
けれど、悠は帰ってこなかった。

そんな私の中でなにかキレるのとは別の糸が切れた気がした。


『・・・が、し・・・・らわ・・・・・・・ぬ・・・・・から』

「えっ?
姫、いまなんて言ったの?」

『悠が死んだなら私も死ぬから・・・!!』


私はそう言って近くにあった果物ナイフを自分の首元に向けた。
私はナイフを持つ手に力をいれてぎゅっと目をつぶった。


「姫!!
落ち着いて!!」

「なんで姫が死ぬ必要があるの!?」


後ろから裕真とことちゃんが私を後ろから羽交い絞めにしてナイフを私の手から取ろうとした。


『裕真、ことちゃん離してよ!!!
悠が帰ってこないなら私が悠の所に行くしか一緒にいれる方法がないの!!
だから私は悠の所に行く!!!
誰にも私を止める権利なんかないんだから!』






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