君はガラスの靴を置いていく
TIME OF REPEATEDLY 待ってる




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次の日、俺は珍しく早く起きた。

土曜日だっていうのに学校とかまじ憂鬱……とか思ってる余裕はなくて何だか気持ちがフワフワとしている。


『え、あんたなんで制服着てるの?寝ぼけるなんてやめてよね~』と朝から母さんの笑い声。


『いや学校だし。午前授業あるって前に言ったじゃん』

『あらやだ。朝ごはん……』

『いいよ、別に。つーかもう時間だから』

なんて会話をしながら俺は家を出た。


その後いつもの待ち合わせ場所でまると合流した。二人揃って大あくびをして自転車をこぐ。

その間まるは今日の事についてなにも聞いてこなかった。


先輩と千花は今頃一緒に登校してるんだろうか?

先輩がいつ千花と別れるのかは分からない。むしろ千花がそれを拒否したら付き合いは継続しちゃうわけで……

駄目だ。またマイナス思考が働いている。


とりあえず俺は千花に会って話してちゃんと自分の気持ちを伝えるしかない。



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