ゴーストシステム
「そんなこと言われても私には見えないし・・・」

凛は困っていた。

「本当だよ!日曜に凛が見たっていうのは本当は私だよ。秀人と行ったの!」

またチラリと目線を左へ向けた。

凛はセナが秀人を失ったショックで幻覚でも見ているんだと思った。

「あ・・・あのさ、セナ。秀人君がいなくなって淋しいのはわかるよ。わかるけど・・・ちゃんと前を向いて進まなきゃ・・・ダメだよ・・・」
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