ゴーストシステム
夢を見ていた。
秀人と一緒だった。
手を繋ぎ、幸せそうな二人。
どこかの公園みたいだった。

道路を挟んで向かい側にクレープの店が出ていた。

セナがその店を見てクレープが食べたいと秀人に言う。

秀人は適当なベンチを見つけると、セナをそこへ座らせた。

「買ってきてやるよ。ちょっとここで座ってて」

「うん、ありがとう」

秀人が向かい側へ行こうと青になったばかりの横断歩道を渡る。
セナはその後姿を眺めていた。

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