ゴーストシステム
顔が熱くなるのがわかった。
セナは秀人から視線をそらした。

なんでそんなことさらっと言えるかな・・・

秀人が差し出してきた手を握り、家に向かって歩き出した。

「ただいまー」

「おかえり。どうだった?久しぶりの学校は」

「楽しかった!みんな心配してくれてた」

凛が泣きながら歓んでくれたのを思い出し、ふふっと笑みが漏れた。
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