ゴーストシステム
セナ達も流れに沿って歩き出す。
まだ見ていない水槽を見て回った。

水槽を見てはしゃぐセナ。
そんなセナを見て不思議そうに見ている人もチラチラといた。
周りから見たら、セナは一人で水族館に来ているように見えるのだから仕方ないだろう。

セナも最初は気にかけていたが、どうせみんな知らない人だし、どこかでまた会ったってわからないだろうと気にもしていなかった。

だが、遠くからセナを見つめている人がいた。

「セナ・・・?」

それは凛だった。
< 90 / 116 >

この作品をシェア

pagetop