私と殺し屋の3ヶ月

仕事上、動きやすい服にということだろう。
まぁ殺し屋が目立ったらダメだもんね…。

でも、あの零さんが私に可愛いなんて言ってくれた…。

きっと、おせじだよね…。

それでも嬉しかったんだけど。

「これでいい?零」

砂羅さんがジャーンとカーテンをあけ、零さんに私が見えるようにした。

試着室の鏡で見たから、私は今どんな服を着ているか分かる。

真っ黒のパーカの中に、丈の長い白いTシャツ。
緩くベルトを巻いていて、下はショートパンツ。
ブーツは底が低く、走りやすそうだ。

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