未送信メール
原田達が作ってくれた機会をムダにするわけには行かなくて俺から


『話したいことがある。このあと時間が欲しい』


って言って晴香を誘ったんだ


だからどっちみち山崎があんなこと言わなくても俺は晴香を送るつもりだった


たぶん山崎がああ言ったのは俺達が二人で帰りやすくする為と俺を後押しする為


「……晴香」

「どうしたの?急に立ち止まって」

「好きだ」

「え…?」

「俺やっぱりどうしても晴香が好きだ」


晴香じゃないと無理なんだ


諦めようとした


忘れようとした


でもどうしても出来なかった



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