未送信メール
たまたま残ってた仲の良い友達と晴香の話になった


晴香と仲良い俺に晴香を紹介して欲しいという話だった


けど俺は否定した


『嫌いなんだよ…。晴香は俺のことが…』

『は!?何言ってんだよ!あれで漣のことが嫌いなわけねぇじゃん!』

『そうだよ!』

『つーか付き合ってんじゃねぇの?』


友達がそう言うのも無理はなかった


晴香以外の女子とは話さない俺


晴香もあんまり男子と話さないしそういう噂があったのも知っていた


『さぁ?どうだろうな』


知ってて否定しなかった


そんなことまでして俺は晴香と繋がっていたかった



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