天然姫 と 狼王子
そう思いながらリビングに行くと、お母さんがソファーの上でテレビを見ていた。



「お母さん?ちっとイイ?」



「何?胡桃。」



「実はね…今日芸能界に入らないかって言われたの。」



「えっ?胡桃ちゃんが?」


「うん。で、お母さんに相談したくて…。」



「お母さんは胡桃ちゃんがやりたいならやればいいと思う。けど、やるならしっかりやるのよ?」



「でも、芸能人って可愛い子しかいないでしょ?あたし何かが入っていいの?」


「胡桃ちゃんならきっと凄い人気出るとお母さんは思うわ。」



「今日、友達にも同じ事言われた。…じゃあ、やってみる!」



「頑張って!胡桃ちゃん。」


そう言うとお母さんは台所に行ってしまった。


一応、美衣に今日の報告しておこうかな。


美衣に電話し、今日の報告すると、美衣にも頑張ってと言われた。




山田さんに連絡しなきゃ。
プルルプルプルプル…


「もしもし。」



「もしもし。あの、山田さんですか?私、今日スカウトされた木下胡桃ですけど…」



「あっ君か!どう?芸能界に入るきになった?」



「はい。よろしくお願いします。」



「じゃあ、来週の日曜日これる?書類とか書いてもらわないといけないから。」



「はい。分かりました。日曜日ですね。では、また。」



プーップーッ





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