天然姫 と 狼王子



色々考えてたらもう1時間がたっていた。




「ふぅ〜。」

私は、溜め息をつき一階のリビングへおりた。


「あっお母さんお帰り。いつ帰って来た?」


もうキッチンでお母さんがエプロンを着てカレーの味見をしていた。



「胡桃ちゃん!母さんは30分位前に帰ってきたけど…?呼んでも返事ないから、遊びに行ってるのかと思ってたわ。」



「そうなんだ。」



名前呼ばれてたんだ。
全く気づかなかった…。



「そんな事よりっ!明日はついに!」


「何?なんかあるっけ?」


「もぉ〜。雑誌の撮影でしょ!」


………ざっ…し?
…さ……つ…えい?


「わっわあぁあぁ〜!!」


「ちょっ胡桃ちゃんどうしたの?」



わっ忘れてた。
これは大ピンチだ…。



「どっどうしよう…。」



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