天然姫 と 狼王子
「あっお帰り、胡桃ちゃん!撮影どうだった?」
「凄く楽しかったよ!皆優しい人だし、もしかしたら美玲ちゃんと一緒に仕事出来る様になるかもしれないし☆」
私が美玲ちゃんをどの位好きかお母さんは知っている。
毎日のように美玲ちゃんの話をしてるし、ブログをチェックしてるから。
「胡桃ちゃんも美玲ちゃんまでもう少しね。」
お母さんはそう言うとニコッと笑った。
お母さんはどんな事でも、いつでも私の事を応援してくれていてる。
「お母さんの子供で良かった…。」
私はボソッと呟いた。
「えっ?何か言った?」
「ううん。何も言って無いよ?」
こんな事恥ずかしくて言えないよ//
「そう?あっ胡桃ちゃんお昼ご飯食べてきたの?」
「うん。おにぎり貰ったよ。」
「じゃあ、お昼ご飯はいいのね?
疲れたと思うから少し寝たら?」
確かに朝早かったから眠いかも…
「うん。少し部屋でゴロゴロしてるね。」