ノイズ
マスコミがあれだけ騒いでいる位だ。


高校生たちが噂に振り回されたとしても、仕方ないことかもしれない。


確かな情報など誰も知らないはずなのに、噂は飛び交い、憶測が真実にすり替わっていく。


真実に辿り着くためには、自分で調べるしかないよね。


幸いなことに可奈は一人ではない。


幼なじみの文也に、新聞記者の立花もいる。


心強い仲間たちがいてくれるのだ。


「あれ、今日は後藤くん一緒じゃないの?」



「途中まで一緒だったけど、あたしだけ先に来たの」



「ふぅ〜ん。それって痴話ゲンカってやつ?」



「なんでそうなるのよ。付き合ってないって前にも言ったでしょ」
< 112 / 309 >

この作品をシェア

pagetop