ノイズ
「もしかしてあたしたちが危険だから?」



「…普通そう考えるだろーが」



文也が呆れたように言った。



そっか。だから、立花さんはあんなことを言ったんだ。



全てはあたしたちを守るために、憎まれ役をわざと買って出てくれたんだ。



ようやく納得がいった可奈は、文也の顔を見て言った。



「それでどうするの?立花さんの言う通り大人しくするつもり?」



「んな訳ねぇーだろ。俺たちは俺たちで勝手に動くさ」



「だよね」



二人は互いに顔を見合せせ、共犯者のようにニヤリと笑った。


そうだ。後戻りなんてもう出来やしないのだから。



< 248 / 309 >

この作品をシェア

pagetop