メガネ男子は俺様王子さま
安斎さんの車に二人で乗り込むと、運転しながら今後について話してくれました。
「とりあえず美羽ちゃんの仕事はJ-pureね。毎月だから無理のない範囲で予定が組めるはずよ。それ以外はカイのモデルの仕事について、勉強してもらうわ。ま、顔つなぎと仕事の大体の感覚をつかんでもらえればいいわ。」
「はい。あの、それにしても…今日はどちらまで?」
「あぁ、今日はちょっと特別。行き先は個人の部屋なの。行ってからのお楽しみ。」
「はぁ…」
何を楽しみにすればいいのか、はっきりとしないまま頷きました。