【完】バスカン!!


誰もいない体育館で、淡々とシューティングしてる後ろ姿は、見覚えがあった。


「あれ…水嶋、柚?」


振り向いたそのひとは、軽く首を傾げてから、入り口に向かって歩いてくる。

歩幅がやたらに広くて、あっという間に距離が詰まった。



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