real voice *
第一声 自分



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2007/12/25

俺は今日事故に遭った。

俺の目の前で沢山の人が死んで行った。

耳を塞いでも、赤ん坊の声や大人の呻き声が。・・・目を閉じても、まぶたの裏に焼きついて頭から離れない。

俺は恐怖に包まれた。足が動かない。腰が抜ける。

つま先から頭の先まで、恐怖に覆われてしまった。

俺は目を開け、辺りを見渡すと受験勉強をしていたであろう赤本や

教科書やノート、筆記具等が血、死体にまぎれて散らばっていた。

その瞬間、俺は恐怖がすっと抜けていくのが分かった。


俺は今まで、楽しいと思った出来事が無い。

ただ、時の流れのままに俺は過ごしてきた。

昨日の記憶が無いくらい、つまらない日々を ただ 毎日繰り返すだけで。

そこで死んだやつの中には俺と同じようなやつもいたかもしれない。

けど、ほとんどのやつは違うだろう。必死に生き延びようと色々助け合っていたから。

俺には目標も何もない。

なぜこいつらじゃなくて、生きてても無意味な俺が生きているのか・・・俺は1日中考えていた。


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コメント(5件)

匿名希望:
何www何www急にwwwwww

ちづ:
ネタにしてはおもんねーぞ

チェリー:
ちょっと、もしかしたら本当かもしんないのにそんなこと言ってあげないでよ!

匿名希望:
↑マジレス乙www

あ:
まぁ、相当暇児なんだろうな。

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カチカチッ・・・


「やっぱりな。誰も信じるわけねーか・・・」


♪~ピロリン


「ん・・・またコメか。一応見ておくか・・・」


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