賢者と僕
「うーん、どうだろう?耳はおかしくないけど頭はおかしいかも。」
俺は顔がひきつった。
「かもな………。」

「そこは否定してよ。」
がり勉は勉強しながら言う。
「僕が昔したこと聞きたいのかい??うーうー、僕の秘密を秀司クンに言うよ。でも、それは絶対に他人いわないでよ。」
「約束はしない。」
と即答した。


「握手しよ。。」


「約束はしないって言ってんだろう。」
「秘密を言うから、それから決めてくれ。握手じゃなく俺の手首でいいからさ。なーお願いだよ。。」



がり勉は手を差し伸べた。俺は恐るおそる。がり勉の手首をつかんだ。

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