賢者と僕
なーあれはなんだ?」
俺は質問した
がり勉は
「死んだと思う;」

「あれはなんだ?なんなんだ?」

「人が死んだ、ただそれだけだよ。でもね、でもね。僕は川越市ぐらいの範囲で聞こえる時があるんだ、音が、声が、苦しみが・・・、この川越市で壮絶な死って年に何回起こると思う?」


「多分、今回は川越市で交通事故で死んだ女性…いきなりだよ、いきなりくるんだ。彼女の顔までもわかる、 鮮明に人が死ぬ瞬間とてつもない、大きな声をだすんだよ。それが、それが僕に届くんだ、最後のメーセージとして、痛み、叫びが、生きようとする最後の声が、僕は途中キセツしたから、最後の声はききとれなかたよ、秀司クンは…聞こえたかい?なんて…言ってた。」
「…かあさんって…言ってた。」
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