君に届ける最後の手紙
永遠
アサミと仲直りをして約一年が経過し、俺もいつの間にか高三になっていた。


俗に言う、オトナとコドモの境目ってところ。フクザツなお年頃ってやつだ。


そんな4月の後半。


東北のど真ん中に位置するここも、花見シーズンのピークを迎えている。



「あぁ……綺麗だなぁ」


相変わらず、季節を感じる事が好きな俺は、学校をサボってまで、徐々に舞い散り始める桜を、公園のベンチから眺めていた。


そんな時、最近買った俺のケータイが鳴る。


「ん?アサミじゃん……はいよ。どした?」


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