僕と、お姉ちゃん。
僕は、着替えを済ませるとリビングへと向かった。


「お母さん、早く早くぅ〜」


お姉ちゃんが、お母さんにお弁当を急かしていた。

「はい、はい。今終わりましたよ〜」
そう言って、おかずを全部入れ終わると、お弁当箱の蓋を閉めてクーラーボックスの中へと入れた。


「はい、できたわよ♪少し重たいけど…」
「大丈夫よ、じゃあ、行ってきまーす♪」


お姉ちゃんと僕は、バタバタとリビングを走って玄関先へと向かって行く。


「気をつけて行くのよ〜」



母さんの声が、リビングから聞こえて来て、僕達は「はぁ〜い!!」と元気よく返事をした。
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