Iの漂流戦士





調べても調べても近づけなかった殺人鬼が今では少しだけ近くに感じる


だけど犯している行為は絶対に許せる事ではなかった


殺人鬼を敬い、羨望の眼差しで見ている子供達


その実態を知った正義だったが、自分のクラスの生徒に限ってそのような事はないだろうと安心していた


だって今までいじめや非行も起きない自慢の生徒達だったから


------でも現実は違う


真面目とか不真面目とかそんなのは関係ない


もう殺人鬼という存在は年齢関係なく社会現象になっている


止めなくては……。このままでは殺人鬼に憧れ、殺人鬼になってしまう子も現れるかもしれない


止めなくては……



正義は昨夜の事を後悔していた

殺人鬼を目の前にしたのに何も出来なかった自分自身に



早くこんな事は止めなくちゃいけない

正義は再びナノハに会いたいという気持ちが高鳴った





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