センパイ、頑張って!
「あ、お風呂は降りてすぐ右のドアのところです。」


「……………分かった。」


降りてすぐ右、降りてすぐ右、降りてすぐ右……………


「センパイが上がってくるまでに布団綺麗にしときますね。」


そう笑顔で見送ってくれた山田。


ほんっとに良い奴だな―。



降りてすぐ右の…………ドア?



これは…………窓じゃね?






窓からは綺麗な月が見える。


やっぱり窓だよな…。



もう一回部屋戻って聞きなおすか?


窓の傍をウロウロしてると、

「あれ―、秋じゃん。

秋も風呂?」


「おぅ。でも階段の右っつったら窓なんだけど…。」


「は?右?

違うって、左だし。」


そう言って左の部屋に入っていった。
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