センパイ、頑張って!
「(ち、近っ!?)
すいません!」
ビックリして反射的に後ろにのけ反った。
そしたら、ベタなことに支えにしていた右手が滑ってスローモーションみたいに体が後ろに傾いていった。
やばいっ!
こける!!
センパイ、助けて!!!
ガンっ!!!!!
「…いったーーーーい!!」
センパイに差し出した、必死に助けを求めた右手は、
無残にも、センパイにかすることもなく空を切った。
支えを無くした私の上半身は、勢いよく床に倒れ込み、
思い切り頭と背中を強打した。
「……………」
痛さと恥ずかしさのせいで半泣き状態の私を、無言で見下ろす水口センパイ。
私だって別に、漫画みたいな展開を期待してたわけじゃないよ?
ホントだよ?
倒れ込んだ拍子に゛ちゅう゛なんて想像………いや、妄想、は決してしてなかったよ?