スイートな恋はいかがですか?
「送信っ」
携帯は送信中の画面から
送信完了の画面に変わった
と同時に光君が来た
「お待たせ、行くぞ」
私の肩を叩いて光君は
正門の方へバックを肩の後ろに持ち
歩いて行った
「待ってー」
私も駆け足で光君に追いつく
正門の前には高級であろう
大きくて黒い車がたくさん並んでいる
そう言えば今日郁君に迎えに
来なくていいって伝えたっけ..?
まっいいか
郁君のことは気にせずに
光様について行くと
黒い車の前に立っている
郁君の様な格好のおじさんが
光君に向かって頭を下げた
「光様お帰りなさいませ」
もしかしてこの車かな?
私はそのおじさんと目が合ったから
軽く会釈をした
「光様、こちらが小陽様ですか?」
「おぅ」