メガネ★王子~秘密の俺様男~
「あぁ、佐伯蓮ならとっくに鞄持って帰ってったよ??まぁ、あの人すぐ帰るし」
「そ……うなんだ、良かった」
今の聞かれなくてすんだ………
「何が良かったの??」
私が言った言葉に問いかけてくる莉依ちゃん
やっば………つい本心を言ってしまった
「いや、何でもないよ??」
私がそう言うと、『そう?』と言って鞄を取って私に突きつけてきた
「さっ、そろそろ帰ろっか凛」
そう言われて気がついた
窓を見たら、もう外が茜色に染まっていた
「うんっ」
私はそう言って、莉依ちゃんの後ろを追うようにして教室を後にした