白虎連合Ⅲ







「あれ?ゆいなんかいい事あった?」


「んー?」


「なんか楽しそうっ」






売店で合流した紫織は、やたらお土産を持っていて。

私もついでなので、適当に食べ物を買っといた。






「明日帰るの楽しみやなって」


「う、うん?」


「それだけっ」






よく分からない、と云った表情の紫織は首を傾げたまま私を見つめる。

そんな私は周りから見ればウハウハしていたらしい。



ま、それは後から聞いた話だけれども。






「お前らー!!!そろそろバス乗るぞー!!!」






先生の号令が聞こえて売店で買い物を済まして。



ってかまたあの坂下るん?



だるっ!!!








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