年下の幼なじみ【完】
どうしよう…
変じゃないかな?
翔の家に入るのをためらっていると、
ガチャ―
っと、音がして翔が出て来てしまった。
「ひゃっ」
「わっ!何だよ、葵か。
どうした?オレん家に来るなんて」
「あ、えと。いつも、翔がうち来てるから、あたしが行こうと思って。」
「今日は、寝坊しなかったんだな」
「あたしだって、いつもいつもら寝坊してるわけじゃないもん」
ひどっ
あたしが、いつも寝坊してると思ってるの?
「行くか?」
「うん」
そして、あたしたちは歩きだした。