嫌いだ、大好きだ。

きらめいて、恋♡

「そんな顔すんなや、俺まで変に思われるやろ」




その言葉にはっとした

私、何考えてたんやろ・・・



目に入ったものは通学路で

住宅街や小さな店が道に沿って並んでいた




「何考えてんねん」

『別に』

「あ・そ」



本間、なんでやろーな

なんで彼氏できひんねやろ



『なぁ』

「んーー?」

『何で彼氏できひんのかなぁ』

「は?」




ゆっくり私の斜め前を歩いていた亮が

いきなりこっちを見て止まった



「なんやねん、急に」

『いや・・・みんなおるやんかー』

「そりゃ・・・」



2人の間にへんな空気が流れた

亮がひらめいたように口を開いた



「お前がブスやからやろ」

『はぁ!?』





すべていいきったかのように

亮はまた歩き出した



『ねぇ!!ちょっと!!それどーゆー意味!?』

「そのまーんまの意味」


早足で亮を追いかける


『ムカツク!!!!!』

「女の子はそんな言葉使っちゃいけませーん」

『あぁぁぁぁもう!!』



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