先輩♀×後輩♂
ピッ―…

〈も、もしもし…?〉

噛んじゃった…。

《良かった、出てくれて。》

そんな私の言葉に返って来たのは

真尋くんのホッとしたような…優しい声だった。

〈え?〉

《中々出てくれなかったし、いきなりだったんだんで…迷惑だったのかと…》

〈ち、違うよ!?いきなりだったからビックリして…〉

《そうですよね》

なんか普通に話すときより緊張する。


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