6時57分のあの電車で



だから、私は触れたい。


触れてみたい。




小学校時代出来なかった青春を、したい。



恋にハメ外し、部活…味わいたいの、いつまでも私は、あなた達の玩具ではいられない。







さよなら、父さん、母さん。



私は、卒業式の日、昇っていく2つの煙を見ながらそう言った。



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