フェンス
―ホワイトフェンス17階。
秋斗さんは部屋のドアを開けると12部屋となりにあるエレベーターまで走るように俺たちに言う。
俺たちがエレベーターにむかって走りだすと後ろを確認し秋斗さんも走ってエレベーターにむかった。
全員が乗り込んだのを確認して秋斗さんは25階のボタンを押す。
ウィィィン―…
エレベーターは上へと機械音を響かせながら登り始めた。
下をみると1階と同じように10階にも人が集まれるようになっており、あとの階は他の階と同様、円状の吹き抜けになっている作りだった。