フェンス
『いくぞ。ホワイトフェンス内の警備員と兵隊は指揮官以外は全てただのプログラムだ。
こいつらは研究の邪魔にならないように研究室には入ってこれないように設定されてるから綾紀さんの研究室に入ればこっちのもんだ!急げ!!』
秋斗さんはそう言うとまっすぐ走り出す。
俺達も秋斗さんの後ろを追いかけるようにして走る。
ハァ…ハァ…
このフロアはドアが全然見当たらない。
エレベーターを出て廊下を半周ほど廻ったところにやっと1つだけドアがあった。
その前にたどり着き秋斗さんがノックする。
…―コンコン。