フェンス

横から覗きこんできた春斗も言葉を失う。

『…ククッ。どおだ?おもしろいだろ?はははっ…さて、君達も知らなくていい事を知ってしまったようだし。まとめて全員ころ…』

バキューン―…

『うるせぇ…』

秋斗さんが撃った弾が隊長の左わき腹を直撃する。

『ぐっ…テメェ…』

隊長はわき腹をおさえながら秋斗さんに銃を向ける。

パンッ!パンッ!

隊長の放った弾は秋斗さんの頬をかすった。

秋斗さんは目線と銃を隊長に向けたまま俺達にこう言った。


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