フェンス

タッタッタッ…タッ―…

ガチャ―…

言われた部屋に着き病室のドアをあけると蒸し暑い廊下に冷房の涼しい風が流れ込む。

春斗は中に入るとベットの周りを囲む白い綺麗なカーテンをそっとめくり彩花の顔を確認する。

『彩花……迎えにきたよ…』

春斗は彩花の白い腕から点滴の針を優しく抜き取ると彩花を抱きあげて来た道を戻ろうとドアから飛び出した。

すると、遠くから男の怒鳴り声が廊下に響き渡る。

『お前!ここで何をしている!』

男は走ってこっちに向かってきている。

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